OBSERVATION観測
◇周期的に天気が変わる
1月は、周期的に冬型の気圧配置や低気圧が進みましたが、前半は晴れの日が多くなりました。
月平均気温は6.5℃とかなり高く、1月としては高い方から4位タイの記録となりました。月合計日照時間は196.9時間と平年並み、月合計降水量は21日の雨で平年を超え、63.5ミリと平年の119%でした。
上旬
一時的に冬型の気圧配置となる時もあったが、関東付近は高気圧に覆われ、北と南を低気圧が進む日が多くなった。
気温は後半に平年並みや低い日があったが、平年よりかなり高い気温となった。雨が降る日は多かったが降水量は少なく、7日には強い寒気の影響で一時的に雪が降った。
中旬
はじめ高気圧に覆われ、北日本を低気圧が進んだ後、冬型の気圧配置となり、終わりには緩み、本州付近に前線がのびてきた。
中頃は寒気が入り、気温が低く、雪がちらつくときもあったが、平均すると高い気温となった。弱い雨や雪が降るときはあったが、降水量は少なかった。
下旬
はじめ関東の沿岸を低気圧が進み、その後強い冬型の気圧配置に変わるが、終わりは大陸からの移動性の高気圧に覆われた。
21日は一時的に発達した雨雲がかかるときもあり、降水量が多く、21日は低気圧、24日と25日は冬型の気圧配置が強まり風が強く吹いた。気温は前半低めで後半に上がり、かなり高い気温となった。
●1月の気象観測値
●1月の日立市役所における日平均気温の推移とつくばにおける500hPaと850hPa気温の推移
●1月の日立市役所における日最低気温と日照時間の推移
1月の日立市内の気温の観測結果を比較すると、平均気温は日立市役所が最も高くなっています。市内7地点の平均気温は5.0℃で、水戸の月平均気温5.0℃と同じになりました。
月の降水量の市内平均は79.7mmで、最も降水量が多かったのは本山の136.0mm。最も少なかったのは西部支所の56.5mmと2.41倍の差があった。また、市内7地点の平均降水量79.7mmに対して、水戸の月降水量は54.5mmと少なくなりました。
●日立市内と水戸の1月の気温と降水量の観測結果