OBSERVATION観測
◇天気は周期的に変わる、気温が高い
10月は、上旬と下旬の後半は、関東地方や南岸に停滞した前線が南北に移動し、中旬は北日本を低気圧や高気圧が交互に進むことで天気が周期的に変化しました。
月平均気温は20.1℃とかなり高く、10月として高い方からの記録1位となりました。最高気温の平均と最低気温の平均も1位となっています。月合計日照時間は、119.6時間と平年より少なく、月合計降水量は158.5ミリと平年より少なくなりました。
上旬
台風第17号が東の海上を雨北上し、前線が関東地方の北や南に前後しながら本州付近に停滞した。上旬の終わりには平年を下回る日もあったが、気温が高い日が多く、毎日雨がを観測した。
中旬
北日本を低気圧や高気圧の中心が交互に進み、天気も周期的に変化した。気温ははじめ平年並みから高くなり、下旬の終わりは気温の変化が大きくなったが、10月中旬として最も高い平均気温を観測した。
下旬
北日本を低気圧や高気圧が交互に進み、天気は周期的に変化した。下旬の後半は、本州南岸に停滞した前線が南北に移動し、天気が変化した。気温は高く、10月下旬として最も高い平均気温を観測した。
●10月の気象観測値
●10月の日立市役所における日平均気温の推移とつくばにおける500hPaと850hPa気温の推移
●10月の日立市役所における日最低気温と日照時間の推移
10月の日立市内の気温の観測結果を比較すると、平均気温は日立市役所が最も高くなっています。市内7地点の平均気温は18.8℃で、水戸の月平均気温19.4℃よりやや低くなりました。
月の降水量の市内平均は152.4mmで、最も降水量が多かったのは北部の173.0mm。最も少なかったのは西部の116.0mmと1.49倍の差があった。また、市内7地点の平均降水量152.4mmに対して、水戸の月降水量は170.5mmと多くなりました。
●日立市内と水戸の10月の気温と降水量の観測結果