日立市天気相談所

OBSERVATION観測

◇天気は周期的に変化


 11月は、低気圧や高気圧が交互に進んだため、天気は周期的に変化しました。気温の変化も大きくなりましたが、中旬は11月として最も平均気温が高くなるなど、月平均気温は、平年よりかなり高い気温となり、降水量や日照時間も平年より多くなりました。
 月平均気温は13.7℃。月合計日照時間は177.4時間、月合計降水量は113.5ミリでした。

 

上旬
 台風第21号から変わった前線を伴った低気圧や湿った空気の影響ではじめ雨となったが、一時的に冬型の気圧配置となり、その後移動性の高気圧に覆われ晴れの日が多くなった。終わりには気温が低い日があったが、前半を中心に気温が高くなった。

中旬
 移動性の高気圧に覆われる日が多くなったが、高気圧の中心が東へ移動したタイミングで、南からの湿った空気が入り、雨が降る日も多くなった。気温は高かったが、終わりにはかなり低い日もあり、気温の差が大きくなった。

下旬
 低気圧や高気圧が交互に進み、寒気や湿った空気の影響もあり気温の変化も大きくなった。27日夜のはじめ頃は寒気の影響で大気が不安定となり、雷雨があった。
 


●11月の気象観測値

 


●11月の日立市役所における日平均気温の推移とつくばにおける500hPaと850hPa気温の推移
 
●11月の日立市役所における日最低気温と日照時間の推移

 11月の日立市内の気温の観測結果を比較すると、平均気温は日立市役所が最も高くなっています。市内7地点の平均気温は12.0℃で、水戸の月平均気温12.3℃よりやや低くなりました。

 月の降水量の市内平均は122.1mmで、最も降水量が多かったのは北部の140.0mm。最も少なかったのは諏訪の107.0mmと1.31倍の差があった。また、市内7地点の平均降水量122.1mmに対して、水戸の月降水量は115.0mmと少なくなりました。

 ●日立市内と水戸の11月の気温と降水量の観測結果