日立市天気相談所

OBSERVATION観測

◇強い冬型と冬型が緩む時が交互に


 2月は、強い冬型の気圧配置が続いた時期と、冬型が緩んだ時期が交互にありました。気温も変動は大きくなりましたが、平年並みの気温となり、雨や雪がちらつくときはありましたが、降水量は0.0ミリとなり、昨年12月についで0.5ミリ以上の降水量はありませんでした。
月平均気温は5.2℃。月合計日照時間は207.4時間でした。

 

上旬
 はじめ高気圧に覆われたが、後半は上層に強い寒気が入り、強い冬型の気圧配置となった。平年並みの気温となったが、前半は高く、後半は低くなった。

中旬
 期間のはじめと終わりは強い冬型の気圧配置となり気温の低い日が多く、期間の中頃は高気圧が周期的に進み気温が高い日が多くなった。

下旬
 はじめ冬型の気圧配置も、後半は高気圧に覆われ、晴れの日が多くなった。気温は前半低く、後半高い日があった。

 


●2月の気象観測値

 


●2月の日立市役所における日平均気温の推移とつくばにおける500hPaと850hPa気温の推移
 
●2月の日立市役所における日最低気温と日照時間の推移

 2月の日立市内の気温の観測結果を比較すると、平均気温は日立市役所が最も高くなっています。市内7地点の平均気温は3.7℃で、水戸の月平均気温4.3℃よりやや低くなりました。

 月の降水量の市内平均は0.3mmで、最も降水量が多くても0.5mm。最も少なかったのは市役所、十王、北部で0.0mm以上の降水を観測しませんでした。水戸の月降水量は2.0mmでした。

 ●日立市内と水戸の2月の気温と降水量の観測結果