日立市天気相談所

OBSERVATION観測

◇天気は周期変化だが、雪が降るときも


 3月は、高気圧に覆われる時と低気圧が通過する時が周期的にあり、南岸低気圧の時は気温が低く雪が降るときもあり、北日本を低気圧が進む時は気温が上がるなど、気温の変動が大きくなりました。平均気温はかなり高く、降水量も平年より多くなりましたが、日照時間は平年の89パーセントとなりました。
月平均気温は9.5℃、月合計降水量は139.5ミリ、月合計日照時間は164.5時間でした。

 

上旬
 高気圧に覆われる日と、本州南岸を前線や低気圧が進む日が交互にあり、気温の変動が大きく、雪が降る日もあったが、気温は平年並みとなった。降水量は多くなった。

中旬
 引き続き、周期的に天気は変わり、はじめ気温が高く、後半は低くなり、山で雪が降る日もあった。気温は平年より高く、降水量も多くなった。

下旬
 前半は北を低気圧が進み、南から高気圧に覆われて、暖かい空気が入りやすくなったが、29日頃からは寒気がはいり、前半と終わりで気温の変化が大きくなった。
  24日は上層に寒気が入り、夜のはじめ頃雷雨となった。3月27日さくら開花。

 


●3月の気象観測値

 


●3月の日立市役所における日平均気温の推移とつくばにおける500hPaと850hPa気温の推移
 
●3月の日立市役所における日最低気温と日照時間の推移

 3月の日立市内の気温の観測結果を比較すると、平均気温は日立市役所が最も高くなっています。市内7地点の平均気温は8.3℃で、水戸の月平均気温9.1℃より低くなりました。

 月の降水量の市内平均は146.0mmで、最も降水量が多かったのは本山の161.5mm。最も少なかったのは北部の139.0mmと1.16倍の差があった。また、市内7地点の平均降水量146.0mmに対して、水戸の月降水量は156.5mmと多くなりました。

 ●日立市内と水戸の3月の気温と降水量の観測結果