OBSERVATION観測
◇天気は周期変化で、次第に気温が高く
4月は、周期的に天気が変わり、上旬は雨の日が多く、気温が低くなりましたが、次第に暖気も入りやすくなったたため、雷の日もありました。中旬以降も周期的に天気が変わりましたが、暖かい空気に覆われる日が多くなりました。平均気温はかなり高く、降水量も平年より多くなりましたが、日照時間は平年の93パーセントとなりました。
月平均気温は13.5℃、月合計降水量は144.5ミリ、月合計日照時間は171.9時間でした。
上旬
前半は低気圧の影響で湿った空気が入りやすく、雨で気温も低くなった。後半は高気圧に覆われ晴れの日が多くなったが、上層に寒気が周期的に入り、大気の状態が不安定となって、にわか雨が降る日が多くなった。気温はほぼ平年並みとなった。
中旬
本州付近を低気圧や高気圧が交互に進んだ。14日に低気圧が進んだ後上層に寒気が入ったが、その後は南から高気圧に覆われ、北日本を低気圧が進み、暖かい空気に覆われるようになった。
下旬
低気圧と高気圧が交互に進み、暖かい空気が入りやすくなった。雨の降る日が多く、降水量は多めで、日照時間は少なめとなった。
●4月の気象観測値
●4月の日立市役所における日平均気温の推移とつくばにおける500hPaと850hPa気温の推移
●4月の日立市役所における日最低気温と日照時間の推移
4月の日立市内の気温の観測結果を比較すると、平均気温は日立市役所が最も高くなっています。市内7地点の平均気温は12.6℃で、水戸の月平均気温14.0℃より低くなりました。
月の降水量の市内平均は155.3mmで、最も降水量が多かったのは本山の211.0mm。最も少なかったのは西部の129.5mmと1.62倍の差があった。また、市内7地点の平均降水量155.3mmに対して、水戸の月降水量は150.5mmと少なくなりました。
●日立市内と水戸の4月の気温と降水量の観測結果