OBSERVATION観測
◇周期的な天気変化
9月は、周期的に前線が通過し、晴れの日は多くなりましたが、雨が降る日も多くなりました。気温は平年よりかなり高く、降水量は雨の日が多い割には少なく平年の62パーセント。一方、日照時間は平年の118パーセントと多くなりました。
月平均気温は25.1℃、月合計降水量は108.0ミリ、月合計日照時間は167.0時間でした。
上旬
はじめ南から高気圧に覆われ気温が高くなるが、北から前線が南下し、4日頃関東を通過した。台風第15号が本州の南に進む前の4日には再び北上し、5日は台風の東進とともに南下した。5日午後は短い時間に雨が多くなり、大みか駅西口側では竜巻が発生するなど、発達した雨雲が通過した。その後北から高気圧に覆われるが、再び前線が南下した。気温は高く、9月上旬として平均気温、最低気温はこれまでで最も高くなった(平均気温はタイ記録)。
中旬
前線が本州付近を南北に移動した。13日までは前線は日立市より南にあったが、14日は北になり、15日は一旦南になるが、16日と17日は北になり南の高気圧に覆われる。18日は北から前線が南下し、20日は日本海を低気圧が進んだ。連日雨を観測したが降水量は多くなく、気温の変化は大きくなったが平年より高くなった。
下旬
北日本を周期的に高気圧と低気圧が進み、高気圧に覆われる時と前線や湿った空気の影響がある時があった。降水量は少なかったが、気温は平年より高くなった。
●9月の気象観測値


●9月の日立市役所における日平均気温の推移とつくばにおける500hPaと850hPa気温の推移


●9月の日立市役所における日最高気温と日照時間の推移

9月の日立市内の気温の観測結果を比較すると、平均気温は日立市役所が最も高くなっています。市内7地点の平均気温は23.9℃で、水戸の月平均気温25.2℃より低くなりました。
月の降水量の市内平均は103.2mmで、最も降水量が多かったのは南部支所の119.0mm。最も少なかったのは本山の83.5mmと1.42倍の差があった。また、市内7地点の平均降水量103.2mmに対して、水戸の月降水量は122.0mmとやや多かった。
●日立市内と水戸の9月の気温と降水量の観測結果

