OBSERVATION観測
◇天気図と気温の変化(2011年2月の降雪時)
●参考:2月9日09時の地上天気図と8日から9日の気温の推移(10分間毎及び1時間毎)
本州南岸を進む低気圧の影響で、8にの夜遅くから9日の昼前にかけて気温が低くなり、9日の明け方に雪が降りました。なお、山間部の本山では8日の夜から9日に朝にかけて0℃近くまで気温が下がったため、奥日立きららの里で積雪が6cmになりました。
●参考:2月11日15時の地上天気図と11日から12日の気温の推移(10分間毎及び1時間毎)
11日、本州南岸を低気圧が東北東へ進みました。低気圧は関東地方を通過するまではあまり発達せず、陸地から比較的離れて進みました。このため、関東地方では南からの暖気が入らず気温が上がらなかったため、1日雪が降り続きました。なお、本山では12日の朝にかけて0℃未満の気温が続きました。
●参考:2月14日21時の地上天気図と14日から15日の気温の推移(10分間毎及び1時間毎)
14日の昼から夜にかけて、関東地方の南を低気圧が東北東へ進みました。関東地方を通過するまで低気圧の発達が弱かったため、暖気の北上が弱く気温があまり上がりませんでした。このため、昼から降り出した雨が夜には雪に変わりました。また、本山では14日の昼から15日に朝にかけて気温が1℃未満で推移したため、奥日立きららの里では積雪が20cmになりました。
●参考:2月28日09時の地上天気図と27日から28日の気温の推移(10分間毎及び1時間毎)
28日の日中、低気圧が本州南岸を東へ進みました。低気圧の東進に伴って関東地方の下層には北から冷たい空気がくさび状に引き込まれ、28日未明から昼にかけて気温が下がっていきました。このため、27日の夜遅くから降り出した雨は9時前からみぞれに、11時には雪となり、15時過ぎにかけて降り続きました。本山では28日の明け方から1℃近い気温で推移したため、奥日立きららの里では積雪が7cmになりました。
作成日 2011/04/28
名前 日立市天気相談所