日立市天気相談所

OBSERVATION観測

◇寒暖の差が大きく、平年並みの気温となる

 

 シベリア高気圧の勢力は平年より弱く、寒気の影響を受けにくく、低気圧や高気圧が周期的に通過しました。上旬の終わりと下旬の初めは、気温が低く、中旬の終わりから下旬の初めは、南岸低気圧が進み、積雪となりました。気温の変化は大きくなりましたが、月平均気温は7.9℃(平年比+0.2℃)と平年並みの気温。月の日照時間は188.6時間、日照率は51.1%(平年比102%)と平年よりわずかに多く、月の降水量は弱い雨の日が多かったですが、82.0mm(平年比82%)と平年より少なくなりました。

●3月の気象観測値
     

 

 ●3月の日立市役所における日平均気温の推移とつくばにおける500hPaと850hPa気温の推移
 
●3月の日立市役所における日最低気温と日照時間の推移


◇3月の日立市内の気温と降水量

 3月の日立市内の気温の観測結果を比較すると、平均気温は日立市役所と南部支所が最も高くなっています。次いで十王交流センターとなっています。市内7地点の平均気温は7.2℃で、水戸の月平均気温8.3℃よりも1.1℃低くなりました。

 月の降水量の市内平均は84.0mmで、最も降水量が多かった本山の102.0mmに対して、最も少なかった西部支所は74.0mmと1.3倍の差がありました。また、市内7地点の平均降水量84.0mmに対して、水戸の月降水量は81.0mmとほぼ同じとなっています。
 

●日立市内と水戸の3月の気温と降水量の観測結果