OBSERVATION観測
◇平年より高い気温となる
はじめ高気圧に覆われたあ、低気圧と高気圧が交互に進み、暖気や寒気も交互に入り、気温の差も大きくなりました。
月平均気温は17.3℃と平年より高く、月合計降水量は123.0mmと、平年の78%。日照時間は179.4時間と平年の104%となりました。
4月末に寒冷前線が通過後気温が低くなりました、はじめに雨が降った後は、安定した天気となりましたが、7日頃からは南の海上に前線があり、湿った空気が入りやすく、弱い雨が降りやすい天気となりました。
中旬頃からは気温が高くなる日もあり、気温の差が大きくなりました。
下旬になると、上層に寒気が入り、大気が不安定となってにわか雨が降る日があり、23日と27日には雷も観測しました。
●5月の気象観測値
●5月の日立市役所における日平均気温の推移とつくばにおける500hPaと850hPa気温の推移
●5月の日立市役所における日最高気温と日照時間の推移
◇5月の日立市内の気温と降水量
5月の日立市内の気温の観測結果を比較すると、平均気温は日立市役所が最も高くなっています。次いで十王交流センターと南部支所となっています。市内7地点の平均気温は16.4℃で、水戸の月平均気温17.5℃よりも1.1℃低くなりました。
月の降水量の市内平均は133.5mmで、最も降水量が多かった本山の178.0mmに対して、最も少なかった南部支所は114.0mmと1.6倍の差がありました。また、市内7地点の平均降水量133.5mmに対して、水戸の月降水量は145.0mmと12mm近く少なくなりました。
●日立市内と水戸の5月の気温と降水量の観測結果