OBSERVATION観測
◇平年よりかなり高い気温となる
平年並みの梅雨入りでしたが、関東地方は九州よりも早い梅雨入りとなりました。
下旬の中頃からは太平洋高気圧に覆われ、速報値で6月27日に梅雨明けの発表がありました(確定値は7月23日に修正される)。
月平均気温は21.2℃と平年よりかなり高く、月合計降水量は63.0mmと、平年の40%。日照時間は128.1時間と平年の104%となりました。
上旬は、オホーツク海高気圧が北から張り出し、関東地方に湿った空気が入ったため、雨の日が多く、気温も低くなりました。
そのため、梅雨入りは平年並みの6月6日でしたが、関東地方は九州よりも早い梅雨入りとなりました。
中旬になり、湿った空気の影響が弱まり晴れて気温が上がる日もありましたが、下旬のはじめ、梅雨前線は関東南岸に停滞し、
湿った空気が再び入りやすくなりました。下旬の中頃からは太平洋高気圧が張り出し、高気圧に覆われるようになりました。
6月25日には最低気温が25℃以上となり、市役所において過去最も早い熱帯夜を記録、また、日中の最高気温は35.1℃と猛暑日となり
過去最も早い猛暑日で、6月としてははじめて35℃を超えました。また、30日にも最高気温は35.6℃となり2回の猛暑日を記録しました。
記録更新
6月の日最高気温 高い方から1位 6/30 35.6℃
6月の日最低気温 高い方から1位 6/25 25.3℃
6月の最高気温平均 高い方から1位タイ
6月の月合計降水量少ない方から2位
●6月の気象観測値
●6月の日立市役所における日平均気温の推移とつくばにおける500hPaと850hPa気温の推移
●6月の日立市役所における日最高気温と日最低気温の推移
◇6月の日立市内の気温と降水量
6月の日立市内の気温の観測結果を比較すると、平均気温は日立市役所が最も高くなっています。次いで十王交流センターと西部支所となっています。本山のみ20℃を下回りました。市内7地点の平均気温は20.4℃で、水戸の月平均気温21.8℃よりも1.4℃低くなりました。
月の降水量の市内平均は76.6mmで、最も降水量が多かった本山の129.0mmに対して、最も少なかった諏訪スポーツ広場は42.0mmと3倍の差がありました。また、市内7地点の平均降水量76.6mmに対して、水戸の月降水量は75.5mmとほぼ同じとなりました。
●日立市内と水戸の6月の気温と降水量の観測結果