OBSERVATION観測
◇周期的に天気が変化。気温は平年よりかなり高い
11月は、高気圧と低気圧が交互に通過し、周期的に天気が変わりましたが、後半は雨の日も多くなりました。
気温は高い日が多く、月平均気温は14.3℃と平年よりかなり高くなりました。
前半は晴れの日が多くなりましたが、後半は雨の日が増え、月合計降水量は75ミリと平年並。月合計の日照時間は158.9時間と平年並となりました。
上旬
移動性の高気圧が周期的に通過し、北を低気圧が進むことが多くなった。雨の日は少なく、晴れの日が多くなったが、中頃は気温が下がり、気温の差が大きくなった。
中旬
低気圧が本州付近を進むようになり、天気も周期的に変化した。 15日は低気圧が進み、その後は高気圧に覆われる日が多くなった。
下旬
はじめに低気圧が通過した後、高気圧は北に偏り、湿った空気が入りやすくなった。24・25日と27日は高気圧に覆われて晴れたが、それ以外の日は雲が広がりやすく、雨が降る時が多くなり、23日は低気圧が発達しながら進み、まとまった雨となった。
●11月の気象観測値
●11月の日立市役所における日平均気温の推移とつくばにおける500hPaと850hPa気温の推移
●11月の日立市役所における日最低気温と日照時間の推移
11月の日立市内の気温の観測結果を比較すると、平均気温は日立市役所が最も高くなっています。市内7地点の平均気温は12.6℃で、水戸の月平均気温12.7℃とほぼ同じとなりました。
月の降水量の市内平均は79.3mmで、最も降水量が多かった本山の109.0mmに対して、最も少なかった南部支所は58.0mmと1.9倍の差がありました。また、市内7地点の平均降水量79.3mmに対して、水戸の月降水量は79.0mmとほぼ同じとなりました。
●日立市内と水戸の11月の気温と降水量の観測結果