OBSERVATION観測
◇強い寒気が入り、はじめての真冬日
1月上旬は冬型の気圧配置の日が多く、中旬は周期的な変化、下旬は強い寒気が入りました。24日は強い寒気の影響で短時間で積雪し、25日は市役所で観測開始以来はじめて真冬日を観測しました。
気温の変動は大きくなりましたが、月平均気温は5.0℃と平年並みとなりました。
はじめは、12月下旬から継続して冬型の気圧配置の日が多く降水はありませんでしたが、気圧配置が周期変化するようになり雨や雪が降る日が増えました。月合計降水量は25.0ミリと平年の半分、月合計の日照時間は199.7時間とほぼ平年並みでした。
上旬
12月下旬から引き続き冬型の気圧配置となる日が多くなった。気温の変動も少なく、平年並みの気温となり、日照時間も多くなった。
中旬
高気圧と低気圧が交互に進むようになり、降水量は多くないが雨が降る日が多くなった。
下旬
24日には上層に強い寒気が入り、夕方にはにわか雪があった。気温が急降下しすぐに積雪(2センチ)となった。翌25日も寒気の影響が続き、積雪はないが断続的な雪となった。
朝の最低気温はマイナス5.6℃とは5年ぶりにマイナス5℃台となり、最高気温はマイナス0.6℃と、最高気温が0℃未満の真冬日となった。市役所において真冬日を観測したのははじめてである。27日には南岸低気圧が進み再び積雪(1cm)した。
●1月の気象観測値
●1月の日立市役所における日平均気温の推移とつくばにおける500hPaと850hPa気温の推移
●1月の日立市役所における日最低気温と日最高気温の推移
1月の日立市内の気温の観測結果を比較すると、平均気温は日立市役所が最も高くなっています。市内7地点の平均気温は3.5℃で、水戸の月平均気温3.8℃とほぼ同じとなりました。
月の降水量の市内平均は22.3mmで、最も降水量が多かったのは本山の26.0mm。最も少なかったのは西部支所の16.5mm。また、市内7地点の平均降水量22.3mmに対して、水戸の月降水量は25.5mmとほぼ同じとなりました。
●日立市内と水戸の1月の気温と降水量の観測結果