OBSERVATION観測
◇天気は周期変化、気温が高い
4月は、前半高気圧に覆われましたが、中旬からは低気圧と高気圧が交互に進み、天気は周期的に変わりました。気温の変動は下旬に大きくなりましたが、全体的に高く、
月平均気温は14.6℃と4月としては過去2番目に高い気温となりました。
前半は降水量は少なく中旬からはやや多くなりましたが、晴れの日が多く、月合計降水量は107.0ミリと平年の86%と少なく、月合計日照時間は201.6時間と平年の110%となりました。
上旬
高気圧に覆われる日が多かったが、後半には寒冷前線も通過し、風も強まった。平均気温はかなり高く4月上旬として高い方から2位の記録となった。降水量は少なく、日照時間は平年並みとなった。
中旬
低気圧と高気圧が交互に通過し、天気も周期的に変化した。平均気温はかなり高く、4月中旬として高い方から3位の記録となった。
下旬
引き続き周期的に短期が変化した。気温は変動がやや大きくなったが、平年より高い気温となった。
●4月の気象観測値
●4月の日立市役所における日平均気温の推移とつくばにおける500hPaと850hPa気温の推移
●4月の日立市役所における日最低気温と日照時間の推移
4月の日立市内の気温の観測結果を比較すると、平均気温は日立市役所が最も高くなっています。市内7地点の平均気温は13.5℃で、水戸の月平均気温14.5℃よりやや低くなりました。
月の降水量の市内平均は113.7mmで、最も降水量が多かったのは本山の153.0mm。最も少なかったのは南部支所の78.0mmと1.96倍の差があった。また、市内7地点の平均降水量113.7mmに対して、水戸の月降水量は91.0mmと少なくなりました。
●日立市内と水戸の4月の気温と降水量の観測結果