OBSERVATION観測
◇晴れの日が多く、気温が高い
8月は、東から高気圧に覆われました。高気圧が弱まり南からの湿った空気が入りやすくなり、にわか雨が降るときもありましたが、晴れの日が多くなりました。
月平均気温は28.1℃と平年よりかなり高く、最も高くなりました。最高気温と最低気温の月平均も最も高くなりました。
真夏日の日数は28日と最も多く、最低気温25℃以上の日数は20日と最も多くなりました。
23日と24日の最低気温は、過去最も高くなりました。。
にわか雨が多く、月合計降水量は82.5ミリと平年の52%と少なく、月合計日照時間は、225.4時間と平年の166%でした。
上旬
東から高気圧に覆われ、南西諸島付近では台風第6号は複雑な動きをし、朝鮮半島へ進んだ。
次第に高気圧が弱まり南からの湿った空気が入りやすくなった。
気温は高く2日から真夏日が続き、5日からは最低気温が25℃を上回る日が継続した。にわか雨は1日と7日から降ったが、あまり降水量は多くなかった。
小笠原近海で台風第7号が発生した。
中旬
台風第7号が小笠原付近から北上し15日に紀伊半島に上陸し日本海へ進んだ。
緩やかに高気圧に覆われたが、高気圧の縁をまわるように湿った空気が入りやすく、大気の状態が不安定となって、にわか雨の日が多くなった。
毎日の様に雨は降ったが、降水量はあまり多くならず、最低気温も下がらない日が多くなった。
中旬の最低気温の平均は高い方から1位を記録した。15日鳥取県に大雨特別警報が発表された。
台風が離れてからは、高気圧に覆われ晴れの日が多くなった。
下旬
東から高気圧に覆われたが、湿った空気が入りやすい状態が強弱を繰り返しながら続いた。
晴れの日が多くなったが、にわか雨が降る時もあった。
気温は高く、降水量は少なくなった
東の海上を台風第10号が進み、台風9号11号12号が発生した。
●8月の気象観測値
●8月の日立市役所における日平均気温の推移とつくばにおける500hPaと850hPa気温の推移
●8月の日立市役所における日最低気温と日照時間の推移
8月の日立市内の気温の観測結果を比較すると、平均気温は日立市役所が最も高くなっています。市内7地点の平均気温は27.2℃で、水戸の月平均気温28.5℃より低くなりました。
月の降水量の市内平均は61.6mmで、最も降水量が多かったのは本山の84.5mm。最も少なかったのは諏訪スポーツ広場の46.0mmと1.83倍の差があった。また、市内7地点の平均降水量61.6mmに対して、水戸の月降水量は84.0mmと多くなりました。
●日立市内と水戸の8月の気温と降水量の観測結果