日立市天気相談所

OBSERVATION観測

◇周期的に天気が変化も、降水量が少ない


 10月は、前半は北日本を、中旬からは関東付近を、低気圧や高気圧の中心が進みました。
   周期的に天気が変化しましたが、日照時間は平年より多く、降水量は少なくなりました。後半には寒気の影響で大気が不安定となり雷の日もありました。
   月平均気温は18.1℃と平年より高く、特に最高気温の月平均は10月として2番目に高くなりました。
   晴れの日が多く、月合計日照時間は、213時間と10月として最も多くなりました。一方降水量は少なく、月合計降水量は94.5ミリと平年の53%となりました。
 

上旬
 高気圧や低気圧が周期的に北日本を通過し、終わり頃は本州南岸を低気圧が通過した。はじめ気温が高くなったが、後半は平年より低い日もあり、
  降水量は平年並み、気温は平年より高くなった。

中旬
 期間の中頃と終わりに低気圧や前線が通過し、天気は周期変化。気温は前半低い日が多いが、後半は平年より高い日が多くなった。


下旬
高気圧と低気圧が交互に通過し、周期的に天気が変化。強い寒気が入り、大気が不安定になる時もあり、25日は海上を中心に、28日は海上と陸上でも雷があった。
  平均気温は10月下旬として2番目に高くなった。


●10月の気象観測値

 


●10月の日立市役所における日平均気温の推移とつくばにおける500hPaと850hPa気温の推移  
   
●10月の日立市役所における日最低気温と日照時間の推移  
    
 10月の日立市内の気温の観測結果を比較すると、平均気温は日立市役所が最も高くなっています。市内7地点の平均気温は16.6℃で、水戸の月平均気温17.0℃よりやや低くなりました。

 月の降水量の市内平均は109.7mmで、最も降水量が多かったのは本山の126.5mm。最も少なかったのは市役所の94.5mmと1.34倍の差であった。また、市内7地点の平均降水量109.7mmに対して、水戸の月降水量は136.0mmと多くなりました。

 ●日立市内と水戸の10月の気温と降水量の観測結果