OBSERVATION観測
◇寒暖の差が大きいが、気温は高い
11月は、上旬は北日本を低気圧が進むことが多く、暖かい空気が入りやすくなりました。中旬以降は冬型の気圧配置となる日も増え、寒暖の差が大きくなりました。
天気は周期的に変化しました。
月平均気温は13.8℃と平年よりかなり高く、11月として高い方から4位となりました。
月合計日照時間は170.8時間とほぼ平年並み、付き合計降水量は78.0ミリとほぼ平年並みでした。
上旬
周期的に天気が変化したが、北日本を低気圧が進むことが多く、気温は高くなったため、11月上旬として、平均気温、最高気温平均、最低気温平均とも過去最も高くなった。
4日には夏日を観測。7日、10日は寒冷前線が通過し雨が降った。
中旬
はじめ冬型の気圧配置となり寒気も入ったが、中頃は低気圧や前線が通過し、後半は再び冬型の気圧配置へと変わった。気温の差は大きくなったが、平均すると平年より低くなった。
17日は前線や低気圧の影響で雨が降った。
下旬
周期的に天気が変化し、降水量は少ないが、雨の降る日もあり、冬型の気圧配置となって晴れる日もあった。低気圧は北日本を進むことが多く、寒暖の差が大きくなったが、
平年よりは高い気温となった。
●11月の気象観測値
●11月の日立市役所における日平均気温の推移とつくばにおける500hPaと850hPa気温の推移
●11月の日立市役所における日最低気温と日照時間の推移
11月の日立市内の気温の観測結果を比較すると、平均気温は日立市役所が最も高くなっています。市内7地点の平均気温は12.2℃で、水戸の月平均気温12.3℃とほぼ同じとなりました。
月の降水量の市内平均は86.1mmで、最も降水量が多かったのは本山の100.5mm。最も少なかったのは南部支所の70.5mmと1.42倍の差であった。また、市内7地点の平均降水量86.1mmに対して、水戸の月降水量は70.5mmと少なくなりました。
●日立市内と水戸の11月の気温と降水量の観測結果