OBSERVATION観測
◇冬型は長続きせずく、気温が高い
12月は、一時的に冬型の気圧配置となり、寒気が入ったときもありましたが、低気圧や高気圧が交互に進み、気温が高く、降水量は少なくなりました。
月平均気温は8.9℃とかなり高く、12月としては高い方から4位となりました。
月合計日照時間は、176.1時間と平年より多く、月合計降水量は23.0ミリと平年の49%でした。
上旬
はじめ冬型の気圧配置となったが、後半は低気圧や高気圧が交互に進むようになった。はじめ低くなったが後半からは高い日が多くなり、平年より高い気温となった。
中旬
はじめ低気圧が進むことが多くなったが、終わりには冬型の気圧配置となり寒気が入ってきた。前半は高く、後半低くなってきたが、平年よりかなり高い気温となった。
下旬
はじめ冬型の気圧配置となり寒気が入ったが、後半は高気圧や低気圧が進み、寒気の影響が少なかった。気温は平年より高くなった。
●12月の気象観測値
●12月の日立市役所における日平均気温の推移とつくばにおける500hPaと850hPa気温の推移
●12月の日立市役所における日最低気温と日照時間の推移
12月の日立市内の気温の観測結果を比較すると、平均気温は日立市役所が最も高くなっています。市内7地点の平均気温は7.2℃で、水戸の月平均気温7.1℃とほぼ同じとなりました。
月の降水量の市内平均は25.9mmで、最も降水量が多かったのは本山の29.5mm。最も少なかったのは南部支所の22.0mmと1.34倍の差であった。また、市内7地点の平均降水量25.9mmに対して、水戸の月降水量は23.0mmとやや少なくなりました。
●日立市内と水戸の12月の気温と降水量の観測結果