OBSERVATION観測
月 | 観 測 の 記 録 |
1月 | 1月の月平均気温は3.6℃と、平年より0.9℃低くなりました。1月の月平均気温が平年の値を下回ったのは、1990年の3.6℃以来11年ぶりです。特に、13日から19日にかけては上層に寒気が入り、日平均気温が3℃以下の寒い日が続きました。 |
2月 | 上旬は天気がぐずつきましたが、中旬以降は高気圧におおわれて晴れる日が多くなりました。低気圧は関東地方から離れて通ることが多く、月降水量は13.5mmと平年よりかなり少なくなりました。16日には東北地方を通過した低気圧の影響で一時的に西よりの風が強まり、最小湿度も19%まで下がりました。このため、城南町5丁目から出火した火が燃え広がり、約5haの山林が燃えました。 |
3月 | 12日から13日にかけて、上層に強い寒気を伴った気圧の谷が、日本付近を通過しました。これに伴う低気圧が、秋田沖から関東地方北部を南東へ進んだため、日立市では、0時過ぎから明け方にかけて雪が降り、積雪が2cmになりました。 |
4月 | 本州南岸に前線が停滞することがなく、移動性高気圧が本州上から日本の南海上を通ることが多くなりました。このため、関東地方では晴れる日が多く降水量も少なくなりました。4月の日照時間は、234.4時間(平年比122%)で日立市役所観測記録順位第1位、4月の降水量は24.0mm(平年比15%)で少ない方の日立市役所観測記録順位第1位でした。 |
5月 |
今年の5月は、上層の寒冷渦が日本付近を通ることが多く、雷雨になる日が多くありました。日立市でも、10日、11日、16日、19日、28日に雷がありました。 しかし、日立市を通過した雷雲は、いずれも規模が小さく、降水量も10日の雷雨で7mmの雨量があった以外は、1mm以下でした。 |
6月 | 今年の6月の月平均気温は20.7℃と、平年値19.8℃よりも1.9℃高くなりました。その中で、14日から16日にかけてと、20日から22日にかけて、一時的に気温の低い日がありました。20日の場合は、東北地方南部に停滞していた前線が南下し、これに伴い、風向が南南東から北北東へ急変し、気温も23.8℃から19.8℃へと、4℃下がる現象が見られました。 |
7月 | 今年の7月は、昨年に引き続き梅雨前線の活動が弱く、太平洋高気圧におおわれて、晴れて暑い日が続きました。日平均気温の月平均は25.9℃、日最高気温の月平均は30.6℃と、いずれもこれまでで最も高くなりました。7月の真夏日(日最高気温30℃以上の日)の日数も19日と、これまでの最多を記録しました。 |
8月 |
8月に入ると、オホーツク海高気圧におおわれる日が多くなり、高気圧から吹き出す北東風の影響で、雲が多く気温の上がらない日が続きました。8月の月平均気温としては、1996年以来5年ぶりに平年の気温より低くなりました。また、8月の真夏日の日数4日は、1976、1977、1988年の3日についで少ないものでした。 |
9月 | 中旬までは、低気圧や前線の影響で曇りや雨の日が多くなりましたが、下旬は移動性高気圧におおわれ晴れる日が多くなり、月平均気温と日照時間は、ほぼ平年並みになりました。11日には、台風第15号が日立市付近を通過しました。8月にも、ほぼ同じコースで台風が通過しており、1年に2回も台風が茨城県内を通過するのは、非常に珍しいことでした。 |
10月 | 上旬は短い周期で低気圧が通過し、天気の崩れる日が多くなりました。10日から11日にかけては動きの遅い寒冷渦の影響で大雨となり、総降水量は200.0mmに達し、今年に入って最も多くなりました。また、10月の降水量も356.0mmとなり、10月の降水量としては日立市役所観測記録順位第2位となりました。その後は、高気圧におおわれて晴れる日が多くなりました。 |
11月 |
上旬は低気圧が頻繁に通過して曇りや雨の日が多くなりましが、中旬以降は高気圧におおわれ晴れる日が続きました。12日から13日にかけて、関東地方の南海上を低気圧が発達しながら東へ進みました。このため、12日の9時過ぎには南東海上で雷鳴が聞こえました。また、夕方16時過ぎには、東海上に半円状の鮮やかな虹が見られました。 |
12月 | 10日から12日にかけて、北日本から東日本に強い寒気が流れ込んできました。このため、10日から11日にかけて北日本を中心に大雪が降りました。日立市でも11日朝は、最低気温が-1.0℃まで下がり、12月で最も低い値になりました。その後も、寒気が日本付近へ入りやすい状態が続いたため、月平均気温は6.7℃と、1995年の6.0℃以来6年ぶりで平年より低くなりました。 |
更新日 14/10/22
名前 日立市天気相談所