OBSERVATION観測
| 月 | 観測の記録 |
| 1月 | 月の前半は冬型の気圧配置となる日が多く、晴れて乾燥した天気が続きました。後半に入ると、低気圧が頻繁に本州付近を通過し、天気のぐずつく時がありました。また、低気圧の通過に伴って暖かい空気が入り、気温の高くなる日がありました。この結果、月平均気温は4.8℃となり、1月としては2010年以来5年ぶりに平年を上回りました |
| 2月 | 低気圧が頻繁に日本付近を通過し、冬型の気圧配置は続きませんでした。また、低気圧が東海上で発達し、北西の季節風が強く吹くときがありました。日立市役所では、15日に最大瞬間風速21.2m/sの西北西の風を記録しました。中旬にかけては低気圧の通過後に寒気が流れ込んできて、気温は平年より低くなりました。その後は、南から暖気が入るようになり、暖かくなりました。 |
| 3月 | 低気圧や前線の影響で天気のぐずつく時があり、冷え込みは強まりませんでした。中旬の後半と月の終わりは、大陸から暖かい空気が入り気温が上がりました。この結果、月平均気温は8.3℃と平年より1.1℃高くなりました。また、最低気温は0.0℃までしか下がらず、冬日となる日はありませんでした。3月に冬日となる日がなかったのは、観測開始以来1985年3月に次いで2度目です。 |
| 4月 | 月の前半は偏西風が大陸東岸で南へ蛇行し、本州付近を低気圧が頻繁に通過するとともに本州南岸に前線が停滞することが多かったため、曇りや雨の日が多くなりました。7日から8日かけては偏西風の北側に広がる寒気が東北から関東地方の下層へ流れ込み、雪が降りました。4月の降雪は、2010年4月17日以来５年ぶりのことです。 |
| 5月 | 低気圧は日本の北を通ることが多く、本州付近は高気圧におおわれて晴れる日が多くなりました。また、低気圧に向かって南西から暖かい空気が流れ込んだことから、気温が高くなりました。月平均気温は18.2℃と平年より2.1℃高くなり、5月としては観測開始以来第2位の高い気温でした。また、湿度が低く視程が良かったことから、5月としては日射量が観測開始以来最多となりました。 |
| 6月 | 梅雨前線は、九州南部から関東の南海上に停滞することが多く、北日本から東日本にかけては高気圧と低気圧が交互に通過し、天気は周期的に変わりました。日立市は、梅雨前線の影響を受けにくかったことから、月の日照時間は134.9時間（平年比119％）と平年より多くなりました。反対に、月の降水量は109.0mm（平年比66％）と平年より少なくなりました。 |
| 7月 | 今年の7月は10日を境にして天気が大きく変わり、上旬の梅雨寒から一転して中旬以降は暑い晴天が続きました。このため、月平均気温は24.6℃と平年より1.6℃高くなりました。特に、中旬は日本海を進む低気圧に向かって南西の風が吹いてフェーン現象が起きたため気温が著しく高くなる日があり、14日には最高気温35.2℃を記録し、今年初めての猛暑日となりました。 |
| 8月 | 今年の8月は、上旬と中旬以降とで天気が大きく変わりました。上旬は太平洋高気圧が本州付近へ張り出し、晴れて気温の高い日が続きました。中旬に入ると南岸に前線が停滞するようになり、曇りや雨の日が多くなって気温も平年並みになりました。さらに、下旬になると北から高気圧が張り出してくるとともに下層へ冷たく湿った空気が流れ込んできたため、気温がかなり低くなって曇りや雨 の日が多くなりました。 |
| 9月 | 上旬は、8月の終わりから引き続いて日本の西側で偏西風が南へ蛇行し、本州付近に前線が停滞して低気圧がたびたび発生して曇りや雨の日が続きました。中旬以降は高気圧と低気圧が交互に通過し、天気は数日の周期で変わりました。偏西風の蛇行に伴って、一時的に強い雨の降ることがあり、月降水量は273.0mmと観測開始以来4番目に多い記録となりました。 |
| 10月 | 東西に勢力を広げる移動性高気圧におおわれ、晴れる日が多くなりました。月の日照時間は184.8時間（平年比122％）と平年より多くなりました。反対に、低気圧が本州付近を通過することが少なく、月の降水量は37.0mm（平年比21％）と平年よりかなり少なくなりました。これは、10月の降水量としては日立市役所観測開始以来最も少ない記録です。 |
| 11月 | 上層の気圧の谷が頻繁に本州付近を通過し、偏西風が南西からの流れになりやすかったことから、関東地方では上旬の後半から下旬の前半にかけて曇りや雨の日が多くなりました。このため、月の日照時間は129.2時間（平年比82％）と、平年よりかなり少なくなりました。また、月平均湿度も79％と、11月の平均湿度としては観測開始以来2009年と並んで最も高い記録となりました。 |
| 12月 | 上層の気圧の谷が日本の西に位置し、日本付近で偏西風が北へ蛇行して南から暖かい空気が入りやすい状態が下旬の前半にかけて続きました。このため、月平均気温は8.6℃と平年より1.3℃と高くなりました。これは、12月の気温としては観測開始以来7番目に高い記録です。 |
更新日 16/01/12
名前 日立市天気相談所
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