OBSERVATION観測
| 月 | 観測の記録 |
| 1月 | 低気圧が頻繁に日本付近を通過し、冬型の気圧配置は長続きせず、雲の広がる日が多くなりました。また、寒気の南下が弱く、低気圧に向かって南から暖かい空気が入ったことから、上旬後半から気温が平年を上回る日が続きました。このため、月平均気温は6.6℃と平年より2.0℃高くなり、1月の気温としては観測開始以来最も高くなりました。 |
| 2月 | 引き続き冬型の気圧配置になることが少なく、高気圧と低気圧が交互に通過して天気は周期的に変化しました。上旬後半に一時的に強い寒気が入ったときを除いて寒気の南下が弱く、南から暖かい空気におおわれやすかったため、月平均気温は6.6℃（平年比+2.0℃）と平年よりかなり高くなりました。 |
| 3月 | 2月に引き続き、高気圧と低気圧が交互に通過して天気は周期的に変わりました。低気圧は日本海と本州南岸を進むことが多く、南から暖かく湿った空気が入りやすくなり、月平均気温は9.1℃と平年より1.9℃高くなりました。このため、平和通りの桜は過去10年間の平均より9日早い21日に開花し、2018年と並んで観測史上最も早い開花となりました。 |
| 4月 | 引き続き、日本付近を高気圧と低気圧が交互に通過し、天気は数日の周期で変わりました。上旬後半から下旬にかけて周期的に寒気が入ったことから、月平均気温は11.0℃と平年より2.1℃低くなりました。また、寒気の南下に伴って低気圧が本州南岸を発達しながら通過して荒れた天気になることがあり、13日17時04分には日立市役所で最大瞬間風速28.4m/sの北北東の風を記録しました。 |
| 5月 | 月の前半は、高気圧と低気圧が交互に通過して、天気は数日の周期で変化しました。月の後半は、本州付近を動きの遅い上層の気圧の谷が進み、天気のぐずつく時がありました。南から暖かい空気におおわれ、気温が高くなりました。2日には最高気温28.0℃を記録し、今年初めての夏日となりました。これは、平年よりも7日早く、昨年よりも22日早くなりました。 |
| 6月 | 上旬は、大陸から進んでくる高気圧におおわれて晴れる日が多くなりました。しかし、中旬以降は上層の偏西風が北上し、日本付近を偏西風から分離した動きの遅い寒冷渦が進むことが多くなり、曇りや雨の日が続くようになりました。また、南から暖気が入り、月平均気温は21.1℃と平年より1.9℃高くなりました。これは、6月の気温としては観測開始以来第4位の高い気温です。 |
| 7月 | 引き続き、日本の南では太平洋高気圧の西への張り出しが強い状態が続くとともに、日本の西側で偏西風が南へ蛇行して本州付近は西谷の場となりました。このため、高気圧の縁を回る湿った空気が南西から流れ込みやすく、前線が本州付近に停滞し、曇りや雨の日が続きました。月の日照時間は22.3時間（平年比17％）と、観測開始以来最も少ない記録になりました。 |
| 8月 | 7月から一転して、日本付近で偏西風が平年より北に偏って流れたことから、太平洋高気圧が勢力を強めて北西へ張り出し本州付近をおおいました。このため、晴れて厳しい暑さの日が多くなりました。月平均気温は26.8℃と平年より1.9℃高く、観測史上第3位の高い気温でした。月の日照時間も289.2時間と平年よりかなり多くなり、8月の日照時間としては1978年8月と並んで観測史上第1位の多い記録となｒました。 |
| 9月 | 上旬は太平洋高気圧におおわれ、晴れる日が続いて気温が高くなりました。中旬に入ると偏西風が日本の西で南へ蛇行するようになり、本州付近は西谷の気圧配置となることが多くなりました。この影響で本州付近に前線が停滞するようになり、曇りや雨の日が多くなりました。下旬にはオホーツク海高気圧が出現し、冷たい北東風の影響を受けて天気がぐずつくとともに気温が低くなりました。上旬の平均気温は26.9℃（平年比＋3.3℃）と、観測史上最も高くなりました。 |
| 10月 | 中旬にかけて、日本の南東海上で太平洋高気圧の勢力が強く、偏西風は北日本を流れました。また、日本の西側が気圧の谷となることが多く、本州付近の上層では西南西からの流れとなり、南から暖かく湿った空気が流れ込み曇りや雨の日が多くなりました。このため、月の日照時間は132.9時間（平年比88％）と平年より少なくました。 |
| 11月 | 下旬に上層の気圧の谷の影響で天気のぐずつく時があったものの、本州付近での低気圧の発達は弱く、月降水量は18.5mm（平年比24％）と、平年並よりかなり少なくなりました。反対に、気圧の谷に伴って南から暖かい空気が入り、月平均気温は13.1℃（平年比+1.2℃）と平年より高くなりました。 |
| 12月 | 冬型の気圧配置となる日が多く、低気圧の影響を受けにくかったため月降水量は7.5mmと平年より少なくなりました。また、中旬は断続的に強い寒気が入り、冬型の気圧配置が強まるとともに晴れて乾燥した日が続いて気温が低くなりました。この結果、月平均気温は6.7℃と平年より0.6℃低くなりました。 |
更新日 21/01/19
名前 日立市天気相談所
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