OBSERVATION観測
月 | 観 測 の 記 録 |
1月 | 8日から13日にかけて、久しぶりに強い冬型の気圧配置となり気温が低くなりました。しかし、月の後半は低気圧と高気圧が交互に通過して天気は周期的に変わり、寒気の南下も弱く気温は平年より高くなりました。低気圧の発達が弱く、まとまった雨の降る日がなかったため月降水量は4.0mmとかなり少なくなりました。 |
2月 | 低気圧が周期的に通過し、低気圧の通過前は南から暖気が入って気温が上がり、低気圧の通過後は寒気が南下して気温が低くなって月を通して気温の変動が大きくなりました。27日に発達した低気圧が日本付近を通過した後、日立市では北西の季節風が強まり、19時57分、最大瞬間風速、西北西の風32.5m/sを観測しました。(日立市役所観測記録順位:第4位) |
3月 | 本州南岸に前線が停滞しやすく、低気圧が発達して日本海を進むことも多かったため、曇りや雨の日が多くなりました。また、低気圧に向かって南から暖気が入り、気温は高くなりました。月平均気温は8.4℃と平年より1.8℃高く、 観測開始以来4番目に高い気温となりました。 |
4月 | 短い周期で低気圧や前線が通過し、曇りや雨の日が多くなりました。このため、4月の降水量は230.5mmと、平年の168%になりました(4月の降水量としては、日立市役所観測記録順位第2位)。特に、4月24日の夕方ら25日の明け方にかけて、強い雨が降り、日立市役所では総降水量が159.0mmになりました。 |
5月 | 5月の月平均最高気温は22.4℃で、平年より2.4℃高くなりました(5月の月平均最高気温としては、日立市役所観測記録順位第1位)。さらに、月平均気温も17.7℃と、平年より1.7℃高くなりました。月平均気温が平年よりも高い状態は、1998年の9月から9か月間続いています。また、4日から5日かけて本州上を進んだ低気圧により、日立市役所では総降水量148.0mmの大雨が降りました。 |
6月 | 月の前半は晴れる日が多かったが、月の半ばから本州付近に前線が停滞するようになり、曇りや雨の日が多くなりました。特に、6月29日の夜から30日の朝にかけて、総降水量124.5mmの強い雨が降りました。このため、月降水量は283.5mmと、平年の148%になりました。 |
7月 |
日立市では、7月21日から日最高気温30℃以上の日が続き、7月30日には日最高気温35.4℃を記録しました。(7月の日最高気温としては、日立市役所観測記録順位:第4位) また、7月の真夏日の日数は12日となり、これまでで最も多くなりました。 |
8月 |
8月の月平均気温は26.8℃で、平年より1.9℃高くなりました。(8月の月平均気温としては、日立市役所観測記録順位:第2位) また、南西の風が吹きやすく、夜になっても気温の下がらない日が多くありました。このため、日最低気温の月平均は24.0℃と、これまでで最も高くなりました。 |
9月 | 8月に引き続き太平洋高気圧勢力が強く、暑い日が続きました。月平均気温は24.6℃と平年より3.1℃高くなり、9月の平均気温としては日立市役所観測開始以来最も高い気温となりました。真夏日の日数も10日となり、9月としてはこれまでで最も多くなりました。また、1日には日本海を進む低気圧に向かう南西の風によりフェーン現象が起き、最高気温36.1℃を記録し、9月の最高気温となりました。 |
10月 | 低気圧と高気圧が交互に通り、天気は周期的に変化しました。上旬から中旬にかけては、日本付近での低気圧の発達が弱く、降水量が少なくなりましたが、27日は低気圧が本州南岸を発達しながら北東へ進み、太平洋岸沿いで雷を伴った強い雨が降りました。日立市でも、27日20時14分から21時14分にかけての1時間に、88.0mmの降水量を記録しました。(1時間降水量としては、日立市役所観測記録順位:第1位) |
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日本付近は偏西風が西から東へ流れ、寒気が入りにくくなりました。このため、月平均気温は13.2℃と平年より1.5℃高くなりました。その中で、16日に日本の南海上を北東へ進んだ台風第22号が寒気を引き込んだため、17日の朝は最低気温が2.4℃まで下がり(平年比-5.2℃)今年の秋一番の冷え込みとなりました。 |
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高気圧と低気圧が交互に通過し、天気は周期的に変化しました。本州付近で低気圧の発達することがなく、晴れの日が続いて穏やかな年の瀬でした。また、あいかわらず平均気温は平年より高くなりました。下旬になっても、強い冬型の気圧配置になることがなく、月最低気温は−0.5℃までしか下がりませんでした。 |
更新日 13/10/28
名前 日立市天気相談所